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TOKOWAKA Consulting Co.,Ltd.
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岡村龍哉のつぶやき ~Z世代とマスニッチ~ 後編

Let’s think up strategies on how to increase our brand equity.

続きです。
前編は考え方の交通整理が中心でしたが、後編はビジネス哲学と個人的なviewが中心です。
誤解を恐れず大胆に申し上げると、前編の【正解】を否定することが起点となります。

デジタルネイティブの行動様式を考察した際に自然発生的に突き当たるのが従来の概念の打破です。よくニッチという言葉を聞きます。例えば、ニッチ(隙間)産業・ニッチ(隙間)分野・ニッチ(隙間)需要・・・などです。*1 ニッチとマイナーは区別しましょう
私もニッチ戦略で商品を国内外で展開しました。意外かも知れませんが、利益率の高い商品販売が可能となります(高付加価値の富裕層ビジネスは典型です)。
しかしながら、Z世代にはアプローチを変えるべきです。つまり、【正解】を提示しないということです。つまり、美・健康・価値・ライフスタイル等の平均的な需要惹起を提案しないことです。
例示すると、一般的(平均的)なビジネスパーソンは、シングルの紺のスーツを着るはずだ・この種の健康ドリンクを飲むはずだ・目標を持って仕事に臨むはずだ・ある時期から婚活をするはずだ・・・などです。
所謂、ステレオタイプ≒正しいことのマス広告アプローチは通用しません。Z世代を見渡すと、いやいや、周りを見渡すと平均的な個は存在しません。独特の個が多いですよね。『独特≒多様性』は大変素敵なことです。

それでは、世界の消費40%を占めるターゲットキャスタマーにどうアプローチすれば良いのか?
ここは、プロジェクト(ビジネス)の基本のWhat→Who→Howが活きてきます。
また、一見ニッチに見えるインサイトな小さなマーケットでも深掘りするとブルーオーシャンなopportunityがゴロゴロと転がっています。
SNSを活用していないZ世代は存在しません。スマートフォンの普及率をみれば一目瞭然です。彼ら彼女らは【正解】を求めてはいません。ユニークな共感を求めているのです。
一人のインサイトを深掘りすることにより、共感(独特の発想)から生まれるブランドを支持するのです。BTSの活動による経済効果は年間1兆円とも言われています。*2 広島県の一般会計予算(単年度)とほぼ同額です

私の答えは、カスタマイズをUpdateしたパーソナライズだと確信しています。
エンドユーザーにヒーロー又はヒロインのスポットライトを当てるサプライチェーンマネジメントを整備し、ユーザー需要(視点)に立った寄り添いの視座のデマンドチェーンマネジメントを並行させる。
商品を【正解】で売りつけるのではなく『独特≒多様性』に寄り添うことです(新たなバリューチェーンマネジメントの構築となります)。

そして、企業経営者(マーケター)は、企業・商品の認知度を追求するのではなく、政治・経済・社会・文化・環境・伝統・次世代等に対してどのように取り組むかの【コーポレート≒ブランド・プロミス】を策定しエンドユーザーとの約束(契約)によるマスニッチ戦略を採用することが求められてきます。

『推し』の発想にビジネスチャンスはあります・・・
Our first priority should be our clients’ benefit.

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